【ご家族からの相談】ひとり暮らし・80代の母…まだ元気だが、老人ホームという選択肢はありか?

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老人ホームなどの高齢者施設にはさまざまな種類があり、入居を検討する人たちの事情もさまざま。入居条件や提供されるサービスも異なるので、適切なものを選びたいものです。施設選びの悩み・疑問に、老人ホーム選びのコンシェルジュが回答します。

※プライバシーに配慮し、実際の事例と変えている部分があります。

「親を老人ホームに入居させたいけれど、どの施設にすればよいのだろうか?」「他の人は老人ホームをどのように選んでいる?」
という方向けに、無料で老人ホームのご案内をしています。

施設の知識が豊富なスタッフがお客様に合った老人ホームをご紹介します。ぜひご相談ください。
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ひとり暮らし・80代の母…まだ元気だが、老人ホームという選択肢はありか?

<strong>55歳/男性</strong>
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質問:82歳の母は遠方でひとり暮らしをしています。子どもは私一人。高血圧で降圧剤を服薬していますが、重大な疾患は持っていません。何かあったらと思うと心配ですが、地元を離れたくないと私との同居も嫌がっています。老人ホームをすすめるには時期尚早でしょうか

MY介護の広場
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回答今と変わらない生活のできる老人ホームを探すのが良いのではないかと思います。

入居はできるだけ早い時期をおすすめします。有料老人ホームのなかには、「自立型」という、お元気な方を対象とするホームもあります。年齢も60歳や65歳以上としているところが多く、お母様の年齢であれば選択肢は広いと思われます。

元気でもリスクのある高齢者のひとり暮らし

高齢者のひとり暮らしで危険なのは、急に具合が悪くなった場合に助ける人がいないこと。そして認知症を発症しているのに誰にも気づかれず、リスクの高い行動をしてしまうことです。

疾患を持っていなくても、自宅で転倒したり、誤嚥性肺炎を起こしたりすると大ごとです。認知症に関しては、毎週電話で安否確認をしていても、一緒に生活していないと微妙な変化には気づきにくいもの。お子さんが複数人いて、それぞれのお子さんに辻褄の合わない発言をしていればまだしも、質問者様のケースでは認知症の発見が遅れる可能性は十分にあります

入居を遅らせるデメリット

ひとり暮らしが急に難しくなり、必要に迫られて老人ホームを探す場合、どうしても「空いている施設」を優先せざるを得ません。タイミングよく良い施設が空いていればラッキーですが、そうでないと希望にあった老人ホームに入居できず、ご本人の気持ちを沈ませることになってしまいます

また、ご本人が元気であっても「要介護認定」がおりてからの入居は、入居している他の人の介護度が高い施設に入るケースが多くなります。そのために気持ちが沈み、うつ症状が出る人も少なくありません。介護認定がおりる前に「自分で選び、自分で入居を決めた」というプロセスを経ることも、新生活を楽しむエネルギーになります

早期入居のメリット

元気なうちの入居であれば、ご本人が施設を見学して選択できます。部屋や設備の確認だけでなく、食事の試食やイベントに参加するなど、雰囲気をチェックすることもできます。ただし、こうした体験には結構な体力を使います。何件か見学するとなればなおさらです。そのためにも「元気なうちに」がおすすめです。

現状は介護を必要としない人たちが比較的多く暮らす老人ホームは、一般的なマンション住まいとほとんど変わらない生活ができます。そこでは見守りや、いざというときの医療や介護の助け、食事のサポートなど、必要に応じたサービスを受けることができます。

「好きな地域」「好みのインテリア」「サークル活動の充実」など、こだわりを叶えて、今以上に豊かな生活をしている人もたくさんいらっしゃいます。

思った以上に引っ越しは大変

いざ、施設を決めても引っ越しも大変な労力を必要とします。何を持っていくのか、自宅の管理はどうするのか。細かなことを「自分で決められる」うちに入居をしたほうが、入居後の人生を楽しめる傾向があります。

子どもたちに「これは捨てるよ」「これはどうするの?」と、せかされるように準備をさせられて「入居はやめた!」と気持ちが変わってしまう親御さんは少なくありません。お子さんとの良好な関係が続いている人は、自分で身辺整理をされた人のほうが多いようです。

元気な親に入居をすすめる方法

住み慣れた家を離れるのは誰でも少なからず抵抗があります。子世代はまず、そこを十分に理解しておく必要があるでしょう。親御さんがいま、何を楽しみにしているのかを最初に見極めましょう。お友達とのランチ、趣味、ボランティア、散歩、テレビ鑑賞など、お子さんの知らないところで親御さんも人生を楽しんでいるはずです。

そうした楽しみを奪わず、何らかの形で継続できる老人ホームの情報を見せてあげるところからスタートするとスムーズかもしれません。いきなり「見学に行こう」と誘うよりは、パンフレットやインターネットで画像や映像を見せてあげるほうが、最初の段階では受け入れやすいと思います。

「今すぐでなくてよい」ということを前提に話すのも大切です。親御さんが「ここなら住んでみたい」とおっしゃるところがあれば、「良いところはすぐに埋まっちゃうらしい」と説明し、見学に誘ってみてはどうでしょうか。

親御さんの望みを叶える老人ホームを探すのが難しい場合には、老人ホームのコンシェルジュを利用するのもひとつです。ネットなどには掲載されていない最新の情報を持っていますし、何より高齢者の気持ちをよく理解してアドバイスをしてもらえます。

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このページの監修者
脇 俊介

株式会社パセリ・株式会社パセリホールディングス取締役 兼「MY介護の広場 老人ホームを探す」統括マネジャー。
2004年に株式会社パセリ入社以来、営業部門にて「スクール検索サイト BrushUP学び」のコンサルティング営業、制作ディレクター、グループマネジャーを歴任。2014年からは新事業部「メディケア事業部」のマネジャーとして、明治安田システム・テクノロジー株式会社との業務提携をおこない、介護施設WEB検索コンテンツ「MY介護の広場 老人ホームを探す」サービスを開始。
現在は取締役業務と兼任し、入居相談員として相談者のサポートをおこなう一方、老人ホーム関連の講演活動にも精力的に取り組んでいる。

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