海外の高級老人ホームは日本の施設とどう違う?アメリカの高級老人ホームも紹介

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豪華な設備と充実したサービスで富裕層に人気の高級老人ホームは、日本だけでなく欧米を中心に海外にも開設されています。高級施設ならではの設備やサービスは日本と同様、豪華で行き届いたものとなっているのが特徴でしょう。
この記事では、日本と海外の高級老人ホームを比較しながら、サービスの共通点や居室の広さ・入居費用の違いを詳しく解説。さらに一例として、アメリカで人気の高級老人ホームを紹介します。

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海外にも高級老人ホームはある?

海外の高級老人ホームは欧米をはじめ先進国を中心に開設

欧米をはじめ先進国を中心に開設

高級老人ホームは、アメリカやイギリス、スウェーデン、ドイツ、オーストラリアなど欧米の先進国を中心に世界中で開設されています。
先進国のなかでも、特に富裕層が多い国で広く展開されている傾向です。

海外の高級老人ホームも日本と同じように、豪華絢爛な建物での生活や入居者のニーズに沿った充実したケアが提供されています。

なお、ここ数年は中国やマレーシアなどのアジア諸国でも富裕層向けの高級老人ホームが開設されるようになってきました。
日本の企業が海外に進出して、高級老人ホームを運営している例も少なくありません。

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日本の高級老人ホームとは何が違う?

海外と日本の高級老人ホームの違いについて

富裕層の多い国を中心に海外にもある高級老人ホームですが、どのような環境で、どのようなサービスやケアが受けられるのかは気になるところでしょう。
ここからは、日本と海外の高級老人ホームについて比較し、共通している点や違いについて紹介します。

施設のサービスや介護の内容に大きな違いはない

日本と海外の高級老人ホームとでは、提供されるサービスに大きな差はありません。
海外の老人ホームは利用者の介護度や運営団体によっていくつかの種類に分けられるものの、基本は医療、看護、リハビリテーション、身体介護等のサービスを提供しています。

例えば、自立または軽度の要介護者を対象とした施設では、図書館やシアタールーム、音楽ホールなど余暇を楽しむためのサービスや設備が充実しています。
看護スタッフの常駐はなく、日中は介護スタッフが常駐している施設が多い傾向です。ただし、近隣の医療機関と提携していて万が一の時にはすぐに対応できる体制を整えています。

要介護の入居者が利用する施設であれば、24時間介護・看護サービスの提供をおこなっていたり、 ターミナルケア(看取り)の対応をしていたりする施設もあります。

居室面積や入居費用に差がある

日本と海外の高級老人ホームの違いは、居室面積や入居費用に差がある点です。アメリカの高級老人ホームを例にしてみましょう。

居室の違い

アメリカの高級老人ホームの居室は、ほとんどの居室にトイレ・バスルーム(シャワーブース)・洗面台が備え付けられています。
「スタジオ」と呼ばれるワンルームタイプの居室にも標準設置されているのが特徴で、ワンルームの居室にはバスルームの設置がほぼなされていない日本と異なる面といえます。
日本は別途施設内に大浴場などの共有の浴室が設けられており、浴槽に浸かってゆっくり入浴する文化の違いに通じる部分といえるでしょう。

また、ワンルームタイプの居室であっても居室面積が35㎡~40㎡を超えるものが多くあります。
日本の高級老人ホームのワンルーム居室の広さは20㎡~25㎡が一般的ですので、およそ倍の広さがあることがわかります。
アメリカの高級老人ホームの居室は、リビングやダイニングのほかに複数のベッドルームがあるタイプなど、実にさまざまで広々としたタイプの居室が用意されています。

入居費用の違い

入居費用の違いについては、月額利用料に大きな差があります。

アメリカ退職者協会(American Association of Retired Persons)によると、CCRC(リタイアメントコミュニティ ※1)における入居時に支払う費用(Entrance Fee・入場料)の平均額は40万2,000ドル、日本円にして約5,700万円という結果が出ています。
日本の高級老人ホームの入居一時金の中央値が4,000万~5,000万円程度(※2)です。入居時にかかる費用にはあまり差がないといえるでしょう。

しかし、月額利用料の平均額は3,555ドル、日本円にして約50万円となります。一方の日本の高級老人ホーム月額利用料の中央値が20万~30万円程度(※2)です。

以上から、月額利用料についてはアメリカのほうが高額というのがわかります。
アメリカは日本よりも人件費をはじめとするコストが高騰しているため、月額利用料が高い傾向にあると考えられるでしょう。

(※1)仕事を退職した高齢者(アメリカでは55歳以上)が居住できるケア付きの高齢者住宅やアクティビティが楽しめる共用施設、医療機関、商業施設などが集約された生活共同体
(※2)「MY介護の広場・老人ホームを探す」掲載の高級老人ホームにおける中央値

出典:AARP®/How Continuing Care Retirement Communities Work(2022年1月27日)

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アメリカの高級老人ホームを紹介

富裕層が多くリタイアメントコミュニティが発展しているアメリカ。それに比例して、高級老人ホームが多数あり、老人ホームの格付けもおこなわれています。
ここからは、アメリカで人気の高級老人ホームを5つ紹介します。

Vivante(ヴィヴァンテ・カリフォルニア州)

Vivante(ヴィヴァンテ・カリフォルニア州)

アメリカ・カリフォルニア州ニューポートビーチに拠点を置くVivante(ヴィヴァンテ) は、カリフォルニアで最も贅沢な高級老人ホームの1つです。
過去には、SeniorAdvisor.comが開催する「ベスト オブ 2016 アワード」に選出された実績があります。格付け星4.5以上の介護事業者の中から選ばれる賞であり、まさに最上級の品質を誇る高級老人ホームといってよいでしょう。

入居者が洗練されたアクティブなシニアライフを送ることに焦点を当て、日常的に介護が必要であっても自分らしい時間を過ごせるよう支援しています。
高級家具や最新家電を備えた広い居室、豪華な共用スペース、リラクゼーションに最適なスパやマッサージサロン、手入れの行き届いた敷地、美しい海岸の景色など、まるでリゾートホテルのような究極の快適さと品格が豊かなシニアライフを保証してくれるでしょう。

また、医師・介護士による見守りやケア、コンシェルジュ・フロントのサポートは24時間年中無休で実施。手厚いケアは入居者だけでなく家族も安心できます。

Atria SENIOR LIVING(アトリア シニア リビング・ニューヨーク州ほか)

Atria SENIOR LIVING(アトリア シニア リビング・ニューヨーク州ほか)

ニューヨーク、ロサンゼルスをはじめとするアメリカの広範囲で展開しているAtria SENIOR LIVING(アトリア シニア リビング)では、自立した方から認知症の方まで幅広く入居者を受け入れています。
創造的に自分を表現して新しいことを学び、他の人との絆を深めて楽しむための独自プログラムを提供しているのが特徴です。

また施設では、入居者一人ひとりの身体状況に合わせたケアやサービスを提供。
自立した高齢者には多彩なイベントや趣味を満喫できるサービスを、日常生活の介助が必要な高齢者にはきめ細やかな生活支援や医療ケアをおこないます。

認知症の方についても、認知症に詳しい専門のスタッフが個別のケアを実施。
これらの丁寧なサポートにより、豊かで有意義なシニアライフを送ることができるでしょう。

Vi at Palo Alto(ヴィ アット パロアルト・カリフォルニア州)

Vi at Palo Alto(ヴィ アット パロアルト・カリフォルニア州)

Vi at Palo Alto(ヴィ アット パロアルト)は、シリコンバレーの中心にある高級老人ホームです。
施設周辺にはショッピングセンターや病院などが建ち並び、利便性にも優れた場所に位置します。

重厚感ある建物や豪華な設備と一流のホスピタリティでワンランク上の非日常な生活を送れる高級老人ホームで、リタイア後の人生を最大限に生きる場所をコンセプトにしています。

ヴィ アット パロアルトは高齢者の生活に必要な施設やサービスと介護・医療ケアをすべて施設内で提供しています。
入居者は将来的に介護が必要になっても住み替えをすることなくサポートを受けられる点が特徴です。

また、施設の近隣にはスタンフォード大学があり、スタンフォード大学の出身者や関係者といった教養のある入居者が多い傾向です。
リタイア後もなお知的好奇心を追求し、スタンフォード大学の生涯学習を受講する入居者もいます。

Five Star Senior Living(ファイブスター シニアリビング・アリゾナ州ほか)

Five Star Senior Living(ファイブスター シニアリビング・アリゾナ州ほか)

Five Star Senior Living(ファイブスター シニアリビング)は、アメリカ28州で高級老人ホームを展開しています。
施設の名称のとおり、「5つ星」を意識した運営をおこなっており、専門知識が豊富なスタッフによるホスピタリティの高いサービスを提供していることが特徴です。

ストレスのない生活が送れるシステムが豊富に用意され、居室のメンテナンスや食事づくりはハウスキーピングや高級レストランを利用できるなど、純粋にシニアライフを楽しめるでしょう。
そのほかにも「ライフスタイル360」という独自のアクティビティプログラムや怪我や病気を予防するリハビリ・フィットネスプログラム、認知症やパーキンソン病の専門ケアプログラムなどがあり、終身安心して暮らせる環境が構築されています。

また、広々とした優雅さのあふれる居室はペットとの同居も可能。ペットも入居者として扱い、快適に過ごせる環境があるのも当ホームが人気の理由でしょう。

The Watermark at Brooklyn Heights(ウォーターマーク アット ブルックリンハイツ・ニューヨーク州)

The Watermark at Brooklyn Heights(ウォーターマーク アット ブルックリンハイツ・ニューヨーク州)

The Watermark at Brooklyn Heights(ウォーターマーク アット ブルックリンハイツ)はニューヨーク州ブルックリンに立地する高級老人ホームです。
人種、肌の色、出身国、性別で差別しない完全平等なサービスの提供をモットーとしており、SAGE(※)が発表した2023年長期介護平等指数 (LEI) レポートにおいてハイパフォーマーとして表彰されています。

入居者が自由に生活するためのサービスや共有スペースの数が多岐に渡り、予算に合わせて好きな時に好きなサービスを利用できる柔軟性が当ホームの人気の秘訣でしょう。
質の高い健康プログラムや認知症ケアサービスも提供。認知症専用のフロアでは、24時間365日看護スタッフや介護スタッフがサポートをおこないます。

(※)高齢者LGBTQの生活改善を推進する団体。1978年設立。

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日本人は海外の高級老人ホームに入居できる?

アメリカの高級老人ホーム例を見てもわかるように、海外には魅力的な高級老人ホームがたくさんあります。なかには、海外の高級老人ホームを終の棲家にしたいと考える日本人の方もいるかもしれません。
ここでは、日本人でも海外の高級老人ホームに入居できるのかどうかについて見ていきましょう。

ビザ取得のハードルが高く簡単には入居できない

結論からいうと、海外の高級老人ホームに日本人が入居するのは極めてハードルが高いといわざるを得ません。

海外に長期滞在するには、ビザが必要になります。ビザにはさまざまな種類がありますが、老人ホーム入居の場合は期限の定めのない永住ビザや10年など長期間滞在可能なビザが必要です。
例えば、グリーンカードと呼ばれるアメリカの永住権や、マレーシアやオーストラリアのように一定の年齢や資産などの条件をクリアしている方が取得できるリタイアメントビザなどです。

特に先進国の長期滞在ビザ取得は難しく、渡航国に対し定められた金額の投資(国によって1~2億円以上)をしたり、規定額以上の資産を有していたりという条件があります。
ビザを取得できる方は限られるでしょう。

日本の高級老人ホームは世界と変わらないクオリティ

日本の高級老人ホームは世界と変わらないクオリティ

日本の高級老人ホームに入居を希望する外国人高齢者もいる

日本の高級老人ホームは施設や環境などのハード面、サービスやスタッフのホスピタリティなどのソフト面いずれもクオリティが高く、世界にも引けを取りません。

海外の富裕層の方のなかには、日本の高級老人ホームに入居を希望する方もいらっしゃいます。
実際にMY介護の広場・入居相談室には、日本の高級老人ホームに入居したいという外国人高齢者からの相談があります。

ホスピタリティとコストパフォーマンスの高さが好評

外国人高齢者が日本の高級老人ホームに興味を持つ理由は、主に以下2つに分けられます。

1つ目は、ホスピタリティの高さです。
外国人高齢者の視点では、入居者一人ひとりに対し細やかで上質なサービスを提供している点に魅力を感じるようです。
ヘルシーでありながら味わい深い食事、24時間体制の介護・医療ケア、丁寧なコンシェルジュサービスは、日本特有の「おもてなし」の心が込められています。

2つ目の理由は、コストパフォーマンスに優れている点です。
先進国のなかでも物価が低い国に該当するようになった日本。富裕層の外国人高齢者からすると、高クオリティのサービスを受けても価格がリーズナブルであり、コスパがよいという印象があるとのことです。

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ご相談や見学サポートはすべて無料サービスとなっておりますので、フリーダイヤルまたはWebフォームよりどうぞお気軽にお問い合わせください。

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このページの監修者
脇 俊介

株式会社パセリ・株式会社パセリホールディングス取締役 兼「MY介護の広場 老人ホームを探す」統括マネジャー。
2004年に株式会社パセリ入社以来、営業部門にて「スクール検索サイト BrushUP学び」のコンサルティング営業、制作ディレクター、グループマネジャーを歴任。2014年からは新事業部「メディケア事業部」のマネジャーとして、明治安田システム・テクノロジー株式会社との業務提携をおこない、介護施設WEB検索コンテンツ「MY介護の広場 老人ホームを探す」サービスを開始。
現在は取締役業務と兼任し、入居相談員として相談者のサポートをおこなう一方、老人ホーム関連の講演活動にも精力的に取り組んでいる。

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