余裕を持って安心した老後生活を送るために、施設への入居を検討する方は多いでしょう。しかしシニア向け分譲マンションと高級老人ホームの違いを熟知している方は多くはありません。
この記事では、両者の違いを入居条件や費用、権利形態、生活スタイルなどから比較します。メリットとデメリットを踏まえた上で、どちらの施設が適しているのか解説するので入居先選びに迷っている方は必見です。
失敗や後悔のない施設選びができるようになるでしょう。
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シニア向け分譲マンションと高級老人ホームの違い
項目別にシニア向け分譲マンションと高級老人ホームの違いを表で比較します。
シニア向け分譲マンション | 高級老人ホーム | |
---|---|---|
入居対象者 | 50歳以上 | 60〜65歳以上 |
入居条件 | 自立した高齢者 ※1 | 自立した高齢者から 要介護1〜5 認知症の高齢者 まで |
費用 | 物件購入費: 1千万〜数億円程度 月額費用: 10〜30万円程度 | 入居一時金: 1,000万〜3,000万円程度 月額利用料: 20〜50万円程度 |
権利形態 | 所有権 | ・利用権方式 ・建物賃貸借方式 ・終身建物賃貸借方式 のうちのいずれか |
付帯するサービス | ・フロントサービス ・生活支援サービス ・緊急時対応など ※2 | ・介護支援サービス ・医療ケア ・機能訓練など ※1 |
生活スタイル | 制限なし | 原則タイムスケジュール通り |
看取り | 非対応 | 対応 |
※2.物件により異なる。
シニア向け分譲マンションとは?
シニア向け分譲マンションとは、高齢者を対象とした購入型の物件です。一般的によく知られた老人ホームとは異なり、入居者が物件を購入する必要があります。
建物内はバリアフリー仕様で車椅子でも移動できるスペースが確保されていたり、手すりが備え付けられていたり高齢者が生活しやすい工夫がなされています。入居時は元気で自立していたとしても、年齢を重ねるに連れ、バリアフリーに対応した住まいの方が暮らしやすいのは言うまでもありません。
なお、日々の生活が充実する設備を備えているのがシニア向け分譲マンションの特徴でもあります。レストランや大浴場、プール、ジムなど、入居することで活力ある日々を送れるでしょう。
居室は1LDKタイプから夫婦で入居できる2LDKの物件、ペット可の物件などさまざまな特色があります。それぞれが思い描く自立した老後生活に対応できるのがシニア向け分譲マンションだと言えるでしょう。
高級老人ホームとは?
高級老人ホームとは、一般的な老人ホームよりも費用がかさむ分、きめ細やかな要望に対応してくれる施設です。ホテルライクなおもてなしを受けたい高齢者や、ゆとりある老後の暮らしを楽しみたい高齢者が入居しています。
なお老人ホームには公的施設と民間施設の二通りあり、高級老人ホームは民間施設に該当します。下記ではそれぞれの施設について、どのような種類の老人ホームがあるのか解説します。
公的施設
公的施設とは、国や地方自治体が運営母体となる老人ホームです。具体的には、特別養護老人ホームや介護老人保険施設、ケアハウスなどが挙げられます。
民間施設と比較すると費用が安いため人気があるものの、個室を確保できることは稀でプライベートな時間を維持しにくい点がデメリットとして挙げられます。また、施設によっては入所待ちとなり希望するタイミングですぐに入居できないケースもあります。
民間施設
民間施設とは、民間企業が運営する老人ホームです。具体的には介護付き有料老人ホーム、住宅型有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅、グループホームなどが該当します。
公的施設と比較すると費用が高いものの、介護支援サービスや生活が充実するレクリエーションなどが充実しているのが特徴です。自立している高齢者から要介護の高齢者まで、入居対象者の幅が広いのも民間施設の特徴だと言えるでしょう。
施設によっても、どの程度まで介護サービスを受けられるのか異なります。入居前にしっかりと介護や医療サービスの対応範囲に関する確認を怠らないようにしてください。
老人ホームを探す際は、生活スタイルや施設の特徴、費用など施設探しの条件をピックアップし、希望条件に一番近い施設に問い合わせたり見学したりするのがおすすめです。
【項目別】シニア向け分譲マンションと高級老人ホームの違いを解説
「シニア向け分譲マンションと高級老人ホームのどちらがいいのだろうか……。」施設選びの際、このような疑問を抱く方は少なくありません。
ここでは入居条件や費用、設備などの項目別に両者の違いを比較します。異なる点を理解して理想の老後生活を体現できそうな施設を見つけてみましょう。
入居条件
シニア向け分譲マンションは、基本的に自立した生活を送れる高齢者を入居対象者としています。要介護でも入居できる物件はありますが、軽度で要介護1〜5の認定を受けていない高齢者を対象としている場合がほとんどです。認知症を発症するなど入居後に介護支援が必要になると、老人ホームへの住み替えが必要になる可能性もあります。
なお、入居可能な年齢は50歳以上としている施設がほとんどです。夫婦で入居したい場合、どちらかが対象年齢の下限に達している必要があります。
その一方で高級老人ホームに限らず老人ホームに分類される施設は、自立している高齢者から要介護5の高齢者まで幅広い層を入居対象者としています。
- 介護付き:自立〜要介護5
- 住宅型:自立〜軽度の要介護
- 健康型:自立
このように、施設の種類によって入居対象者が異なるのが一般的です。なお、入居可能な年齢は介護付きが65歳以上、住宅型と健康型が60歳以上としている施設が多く見受けられます。
入居や生活にかかる費用
シニア向け分譲マンションは購入費や毎月の生活費が発生します。購入費の目安は1千万〜数億円程度で、物件により大きく異なるのが一般的です。毎月発生する費用としては食費や管理費、修繕積立金、生活支援サービス費などが挙げられます。掃除や食事などの生活支援サービスは利用した分だけ費用がかかるため、入居前にどのような生活を送りたいのか検討することが重要です。
老人ホームは入居一時金と月額利用料が発生します。一般的な老人ホームの入居一時金は10万円から30万円程度ですが、高級老人ホームの場合1,000万円から3,000万円に上ることもあるでしょう。その他、月額利用料は20万円から50万円程度になります。
なお月額利用料には賃料や管理費、食費、水道光熱費などが含まれます。高級老人ホームなど介護人員が多い施設の場合、上乗せ介護費が発生するケースもあるため事前に費用の内訳に関する確認が必要です。
権利形態
シニア向け分譲マンションは購入することで入居できるようになります。購入者に所有権があるため、財産となり家族へ相続したり売却したりすることも可能です。なお購入にあたって住宅ローンの利用もできますが、金融機関によって契約できる年齢に制限が設けられている点に注意しましょう。
老人ホームの権利形態は、利用権方式、建物賃貸借方式、終身建物賃貸借方式のいずれかに該当します。
- 利用権方式
生活するために必要な介護サービスを受ける権利、居室などの利用権利。入居者が死亡すると権利が消失する。 - 建物賃貸借方式
家賃や管理費などを支払い、居住できる権利。入居者死亡後は住む権利が相続人に引き継がれる。 - 終身建物賃貸借方式
基本的には建物賃貸借方式と同様。入居者が死亡すると契約が終了となる。
入居にあたり、どの権利形態に該当するのかきちんと理解しておくことがトラブル防止につながります。
設備
シニア向け分譲マンションは図書室や共同のリビング、食堂、売店、ジムなど生活の質を向上させる設備が充実しています。建物内がバリアフリー対応で自立した高齢者が生活しやすい環境が整っているのが特徴です。
老人ホームの場合、施設によって付随する設備はさまざまですが、高級老人ホームの方が生活に彩りを与えるような設備が充実しています。温泉や広々とした居住スペース、高級感のある内装など、高級ホテルを思わせるような設備が自慢の施設が多々あります。
付帯サービス
シニア向け分譲マンションはフロントサービスなど、生活の質を向上させる支援が期待できます。その他にも見守りサービスや緊急時対応サービスなど、安心して暮らせるための支援を行なっている場合がほとんどです。しかし介護が必要になった場合、基本的には外部のサービスを利用する点に注意しましょう。
老人ホームの場合、介護状態に合わせた支援が受けられます。“高級”とつく施設は介護スタッフの人数が多いため、より手厚い介護サービスが期待できるでしょう。作業療法士などによる機能訓練も充実しているため、健康寿命を伸ばすことに集中できます。さらに、サークルやレクリエーションなど趣味が充実する工夫もなされているのが一般的です。
生活スタイル
シニア向け分譲マンションは自室にキッチンやバス・トイレなどの設備が備え付けられているため、自立した生活を送れます。家族や友人を自由に招き入れたり、入居者本人が自由に外泊したりすることも可能です。
老人ホームは自室にキッチンやバス・トイレを備え付けている施設もあれば、他の入居者と共有する施設もあります。ただし高級老人ホームの場合は自室に基本的な設備が揃っているため、プライベートな空間を確保できるでしょう。面会時間に関しては施設ごとに異なるため、事前確認が必要です。
シニア向け分譲マンションのメリット・デメリット
シニア向け分譲マンションと高級老人ホームの違いを明確にするためにも、両者のメリットとデメリットを理解しましょう。
まずは、シニア向け分譲マンションに居住するメリットをお伝えします。
シニア向け分譲マンションのメリット
ご家族に資産を残せるという点が最大のメリットです。他にもどのようなメリットがあるのか確認してみましょう。
所有財産になる
シニア向け分譲マンションは購入するため、財産になります。老人ホームでは禁止されている自室のリフォームなど、自由に空間をカスタマイズすることが可能です。壁に穴を開けてお好きな絵画やご家族の写真を飾るなど、入居者の好きなようにアレンジできます。
またご家族に相続する、賃貸物件として貸し出して家賃収入を得るといった使い方もできます。高級老人ホームと比較して、自由度が高いのがシニア向け分譲マンションのメリットと言えるでしょう。
入居者同士での交流が期待できる
シニア向け分譲マンションでは、入居者同士の交流を図る目的でレクリエーションやサークル活動が行われます。同じ物件に魅力を感じて入居した年齢の近い住民と交流を持てるため、良い気晴らしになるでしょう。
最初は一人で入居することに不安を覚えている方も、イベントに参加することで気の合う入居者を見つけられるのではないでしょうか。
生活の質が向上する
ジムや温泉、映画館、レストラン、売店など、シニア向け分譲マンションには魅力的な共有設備が揃っています。マンション内に生活を豊かにする設備が揃っているため、外出しなくても生活の質が向上するでしょう。
どんな設備を備えているのかは物件によって異なります。「温泉を楽しみたい」「美味しい食事を楽しみたい」このように、条件別に該当する物件を探してみましょう。
生活サポートを受けられる
郵便物や宅配便の受け取り、クリーニングの手配、家事代行など多岐にわたる生活サポートを受けられます。その他、介護や医療サービスの手配を行ってくれる物件も少なくありません。
フロントに24時間スタッフが在中している物件も多いため安心感があるでしょう。緊急時には救急車やタクシーの手配を依頼することも可能です。
しかし物件によって生活サポートの範囲は異なります。入居を検討する際は必ずサポート範囲を確認しましょう。
シニア向け分譲マンションのデメリット
メリットだけでなく、デメリットにも目を向けることで入居後に後悔する可能性を減少させられます。下記でお伝えするデメリットを承諾できる場合に、シニア向け分譲マンションへの入居を検討しましょう。
資金が必要
シニア向け分譲マンションに入居するデメリットとしてまず挙げられるのは、費用の高さです。購入時の費用はさることながら、生活を維持するための費用もかかります。住宅ローンを利用する場合も、まとまった資金が必要なことに変わりありません。
入居を検討する前に、物件の購入と毎月の生活費にかけられる費用がどの程度なのか確認する必要があるでしょう。
将来的に転居が必要になる場合がある
自由度の高い生活を求めてシニア向け分譲マンションに入居する場合、居住し続けられる条件を確認しましょう。というのも、入居の条件に自立して生活できることを挙げている物件は少なくありません。
介護サービスを利用すれば居住し続けられるのか、退去しなくてはならないケースとはどのような場合なのか、細かく規約を確認しましょう。
高級老人ホームのメリット・デメリット
続いて、高級老人ホームに入居する場合のメリットとデメリットをお伝えします。きちんとデメリットについても理解してから施設を探しましょう。
高級老人ホームのメリット
一般的な老人ホームとの違いを踏まえた上で、高級老人ホームのメリットをお伝えします。
一般的な老人ホームよりも生活の質が高い
高級老人ホームは入居費用が高い分、一般的な老人ホームよりも立地に優れている傾向があります。人気リゾート地に位置し、部屋から美しい景観が望めるのは高級老人ホームならではのメリットです。都市型の場合、アクセスの良さが自慢の施設もあります。自然豊かな環境で過ごしたいのか、住み慣れた都心で生活したいのか理想とする暮らし方に合わせて施設を選びましょう。
またスタッフ教育を徹底しているため、気持ちの良い対応を受けられます。人と接しながらゆとりある老後生活を楽しみたい方には、高級老人ホームへの入居がおすすめです。
建物に高級感がある
外観や内装に高級感があるのも高級老人ホームの特徴です。家具や内装にまでこだわっている施設が多いため、ホテル暮らしを思わせるような優雅な生活を体感できるでしょう。
さらに、ジムや温泉、映画館、レストラン、売店などシニア向け分譲マンションにも劣らない設備を備えている施設も多くあります。お好みの設備から施設を選べば、趣味の時間が充実するに違いないでしょう。
健康に配慮した食事が楽しめる
健康に気をつけながら美味しい食事を楽しめる点も高級老人ホームの魅力です。施設によっては有名シェフ監修のメニューや高級レストランの出張サービスを体験できます。
施設に入居しながらホテルライクな暮らしを楽しめるのは、高級老人ホームならではのメリットでしょう。
オリジナリティ溢れるイベントが充実している
高級老人ホームでは著名人を招いたイベントや国内外への旅行など、独自性のあるイベントが開催されます。中にはヨガ教室や陶芸教室など、施設にいながら新しい体験ができる施設もあるため、充実した時間を過ごせるでしょう。
なお、同じ物事に興味のある入居者が集うサークル活動が充実している施設も多々あります。サークル活動を通して入居者やスタッフとコミュニケーションを取れるため、孤独を感じる心配がありません。
医療・介護サービスが手厚い
一般的な老人ホームより手厚い医療もしくは、介護体制が整っているのも高級老人ホームに入居するメリットです。介護スタッフの人数が多かったり、作業療法士による訓練など認知機能を向上させるケアが実施されています。
さらに医師や看護師が在住するなど、24時間対応の医療体制を整えている施設もあるため入居者もご家族も安心感を得られるでしょう。
高級老人ホームのデメリット
メリットが目立つ高級老人ホームですが、デメリットもあります。プライベートな時間を確保したい方やご家族と頻繁に会いたい方にとっては、ホームでの暮らしがストレスとなる可能性も考えられるでしょう。
後悔を防ぐためにも、考えられるデメリットについて入居前に理解しておくことが重要です。
施設の雰囲気が気に入らない可能性がある
一人で過ごすのが好きな方や、積極的に他の入居者やスタッフと交流を図りたくない方にとっては、高級老人ホームでの暮らしがストレスになってしまう可能性があります。
手厚いサービスが期待できる分、スタッフに声をかけられる頻度が高かったり、イベントやレクリエーションが頻繁に行われたりしています。場合によっては他の入居者の話し声が気になって生活に支障をきたす恐れもあるでしょう。
見学時に普段の生活の様子や、スタッフの対応を念入りに確認されることをおすすめします。
家族と自由に会えない可能性がある
ほとんどの施設では入居者の生活リズムを整える目的で面会時間が設定されています。施設に入居することでご家族との時間を自由に持てなくなる点に注意が必要です。
- 面会には事前予約が必要なのか
- 面会頻度や時間に制約があるのか
- 手土産は自由に渡せるのか
上記の点を入居前にしっかり確認しておきましょう。入居者本人だけでなく、ご家族も面会ルールに納得できる施設を選ぶのが後悔しないためのポイントです。
費用がかかる
高級老人ホームは、一般的な老人ホームに入居する場合よりもまとまった資金が必要になります。費用やその施設ならではの設備やサービスに納得した場合のみ、入居を検討しましょう。
【シニア向け分譲マンション・高級老人ホーム】おすすめ事例で比較
ここまでシニア向け分譲マンションと高級老人ホームの違いを解説したものの「結局どちらが最適なのかわからない」という方は多いでしょう。ここでは、条件別におすすめの施設を紹介します。
【シニア向け分譲マンション】おすすめ事例
自立している方や金銭的に余裕がある方には、シニア向け分譲マンションへの入居をおすすめします。詳しい条件や理由について見ていきましょう。
自立して生活でき資金にも余裕がある
シニア向け分譲マンションもしくは高級老人ホームへの入居を検討し始めた時点で、自立していて生活に制限がない場合、シニア向け分譲マンションへの入居をおすすめします。誰にも干渉されず入居者のペースで生活できるのは、シニア向け分譲マンションならではのメリットです。
しかし自立度が低くなり日常生活を送るために24時間介護が必要になった場合、居住し続けられない可能性もあります。転居に伴いまとまった費用が必要になることから、資金がある富裕層向けだと言えるでしょう。
家族に資産を残したい
ご家族に資産を残したいと考える高齢者は少なくありません。シニア向け分譲マンションは購入するため、ご家族に相続することも可能です。なお売却もできるため相続したご家族が入居しない場合は、自由に売却してまとまったお金を得ることも可能でしょう。
しかしシニア向け分譲マンションは入居対象者が限られるため、一般的なマンションよりも売却の難易度が高い点に注意が必要です。
【高級老人ホーム】おすすめ事例
一般的な老人ホームではなく、高級老人ホームへの入居をおすすめする方とはどんな人なのでしょうか。ここでは、高級老人ホームのメリットを踏まえた上で、入居をおすすめする方の特徴を紹介します。
手厚い介護や医療サービスを受けたい
入居を考え出した時点で医療サービスもしくは介護を必要としている方には、高級老人ホームの入居がおすすめです。なお、健康寿命を伸ばすことに集中したい方も高級老人ホームへの入居が向いているでしょう。作業療法士や理学療法士によるケアをマンツーマンで受けられるため、認知機能が衰退するスピードを遅くさせることが期待できます。
またイベントが豊富に開催されることから、他の入居者と積極的に交流を図りたい方や、一人での生活に不安を覚える方にも入居をおすすめします。
きめ細やかな生活支援サービスを受けたい
家事代行サービスやコンシェルジュサービスを展開する高級老人もあります。介護サービスだけでなく、日常生活においてきめ細やかなサポートを受けたい方にも高級老人ホームの入居がおすすめです。
施設によっては家事代行やコンシェルジュサービスなども受けられるため、シニア向け分譲マンションで利用できるサービスを得ることも可能です。
【失敗を防ぐ】シニア向け分譲マンションと高級老人ホームの選び方
安心して老後生活を送るためにシニア向け分譲マンションや高級老人ホームに入居したものの、施設選びに失敗したと感じる方が一定数います。施設の雰囲気に馴染めなかったり、思ったような暮らしを送れないと感じたときに入居を後悔する方が多いようです。
どちらも安い出費ではないため、失敗や後悔のない施設選びを行いましょう。ここでは、充実した余暇を過ごすために知っておきたい施設選びのポイントを紹介します。
入居者やスタッフの雰囲気が良いか
施設見学時にどんな入居者やスタッフがいるのか確認しましょう。シニア向け分譲マンションや高級老人ホームの多くは、その施設ならではの特色があります。つまり、施設によって雰囲気や他の入居者との関わり方も大きく異なる場合がほとんどです。
施設で過ごす人々の様子を確認することで、入居後に馴染めそうなのか否かがわかるでしょう。実際に施設を見学して入居者層を把握することは、物件の購入後もしくは入居後に後悔する可能性を減らせます。
入居者やスタッフとの関わり
施設に入居したいと思う動機は人それぞれです。一人暮らしに不安を覚えたことが施設暮らしを検討するきっかけになる方もいれば、プロの介護サポートを受けたいという希望が施設暮らしを検討するきっかけになる方もいるでしょう。
元々社交的で積極的に人と交流したい方は、サークル活動やイベントが充実している施設への入居がおすすめです。反対に、一人の時間をしっかり確保したい方は自室で過ごせる時間が多い施設やスタッフの声かけ頻度が低い施設を選んだ方が良いでしょう。
どの程度で他の入居者やスタッフと交流が発生するのか、きちんと確認することが失敗しない施設選びにつながります。
施設のルール
高級老人ホーム選びにおいて入居検討者本人だけでなく、ご家族も必ず確認すべき項目はルールです。特に外泊や面会時間、お土産の受け渡しについて確認しておきましょう。
頻繁にご家族が面会に訪れることを想定している場合、面会ルールが厳しい施設では入居後にストレスを感じる恐れがあります。どんなに小さな疑問でも、一つずつ解消していく姿勢が求められるでしょう。
シニア向け分譲マンションと高級老人ホームに関する質問に回答
最後に、シニア向け分譲マンションや高級老人ホームへの入居を検討している方が疑問に感じる点についてまとめました。特に、夫婦やペットとの入居を望んでいる方は参考にしてください。
夫婦で入居することは可能?
両者とも夫婦で入居できる施設はあります。
夫婦での入居を希望している場合、住み慣れた自宅と施設を比較し大きく異なる点を見つけましょう。特に、居室や寝室の面積が極端に狭くなる場合は注意が必要です。間取りについても比較し、夫婦で築き上げた生活スタイルが崩れないか確認しましょう。
ペットと一緒に入居できる?
両者ともペットと一緒に入居できる施設はあります。しかし、ペットの種類や数に制限があるケースがほとんどであるため、事前に確認する必要があるでしょう。一般的には一緒に入居できるペットは一匹までと制限している施設がほとんどです。
なお、入居者が要介護になりペットのお世話ができなくなった場合に利用できるサービスがあるのか、ペットの鳴き声が原因で他の入居者との間にトラブルが発生した場合に罰則が発生するのかなど、細かい規定についても確認しましょう。
ありとあらゆる事態を想定した上で、どんな金銭的リスクがあるのか把握しておく必要があります。
快適に過ごせる施設を見つけて老後の生活を充実させよう
思い描いた老後生活を実現するためにも、条件や趣向に一致する施設を選ぶ必要があります。人によっては快適に過ごせる施設の条件は異なるため、現状の生活スタイルや介護サービスをどの程度受けたいのかによって、最適な施設を選びましょう。
シニア向け分譲マンションも高級老人ホームにもメリットがあれば、デメリットもあります。その点を踏まえた上で考えられるリスクを承諾できる施設に入居を検討してみてはいかがでしょうか。
- 条件に一致する施設が多すぎて、見学が追いつかない
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このような場合は、『MY介護の広場 老人ホームを探す 入居相談室』が相談をお受けいたします。些細な疑問でもまずは気軽にご相談ください。