ご本人からの相談

「姨捨山」のようなイメージが払拭できず、老人ホームを頑なに拒否する方が一定数います。昨今の老人ホームは温かみのあるおしゃれな施設が増え、暮らしやすさは各段と向上しています。一人で暮らし続ける不安を解消するためにも、老人ホーム選びのプロに相談してみましょう。

現役で働く高齢者でも、自立型の老人ホームであれば入居が可能です。施設でも仕事ができるように応接室などの設備がある施設を検討するとよいでしょう。また、仕事を引退した後の施設での生活イメージを持っておくことも大切です。

昨今子どものいない高齢者が増加。老人ホームへの入居は基本的に身元保証人が必要です。頼れる人がいない場合は、後見人制度や身元保証会社を検討しましょう。入居後は転居せずに済むように、介護度が上がっても住み続けられる施設を選ぶのがポイントです。

老人ホームへの入居を決意したあとに困るのが「自宅の売却」。入居資金が先に準備できるのであれば先行して施設に入居し、3年以内に適正価格で売却するのがポイントです。夫婦の意見を一致させ、早めに不動産会社に相談しましょう。

一人で置いていくことに不安を感じる高齢者は多くいます。元気なうちに自分の好みの老人ホームを探し、安心できる環境を構築するとよいでしょう。施設には仲間もいるため、今までよりも明るく健康的な生活へと変化する方もいらっしゃいます。