要介護で認知症のお父様と、自立して過ごしたいお母様。介護度の異なるご夫婦が同じ施設で暮らすせる施設を探している息子様からマイ介護ホーム入居相談室にご相談いただきました。結果として、介護フロアと自立フロアを併設する施設にご入居された事例をご紹介します。
※プライバシー保護のため、実際の事例を一部変更しています。また、お名前はすべて仮名としています。

この記事でわかること
- 介護度が異なるご夫婦が「一緒に」入居できる施設の探し方
- 「介護フロア」と「自立フロア」を併設する施設の特徴とメリット
- 自宅近くのエリアで、緊急性のある入居先を探す際のポイント
- 実際の相談から入居までのプロセス
こんな状況でお悩みの方に
- 介護が必要な配偶者と、まだ自立して過ごせる配偶者が「一緒に」暮らせる施設を探している
- 一方の急な入院などで、もう一方を一人にしておけず、緊急で入居先が必要になった
- 自宅近くのエリアで、夫婦それぞれの状態に合ったケアを受けられる施設を探している
- 重介護対応の施設だと自立している方には窮屈ではないか、と不安に感じている
このようなお悩みを持つご家族から、実際にいただいたご相談を事例としてご紹介します。
ご相談の背景
・相談者:入居者様の息子様(正一 様)
・ご入居予定者様:ご相談者様のご両親
お父様 正雄様(80代後半・要介護1、認知症)、お母様 :幸子様( 80代後半・要支援1)
・お探しのエリア:東京都都心6区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区、文京区)
お二人暮らしをされていたご両親についてのご相談でした。お父様の正雄様には要介護1で中等度の認知症症状があり、お母様の幸子様がご自宅で介護をされていらっしゃいました。
ある日、幸子様が転倒され入院することに。正雄様を一人にしておくことはできないため、ひとまずご自宅近くの老人ホームへ緊急で入居されました。
幸子様の経過は良好だったものの、退院後にご自宅へ戻り再びお二人での暮らしを続けるのは難しいご状況でした。そのため、幸子様の退院に合わせてご夫婦でご入居できる施設をお探しになっていました。
お母様のご状況・ご意向
幸子様はケガの後遺症で若干動きにぎこちなさが残るものの、基本的には自立されており、退院後もお出かけを楽しみたいというご希望をお持ちでした。
お父様のご状況
正雄様は認知症により、お一人では日常生活を送ることが難しいご状況でした。
ご希望条件
- 介護度の異なるご夫婦が一緒に入居できる施設であること
- ご自宅近くのエリアであること(新宿区・港区・文京区を中心とした都心6区エリアで検討)
この事例の難しさ ― 介護度が異なるご夫婦の入居先探し
介護レベルの異なるご夫婦が、同じ施設に「一緒に」入居できる先を探すのは、実は難易度の高い条件です。
重介護に対応した施設は、自立して過ごせる方にとっては生活の自由度が低く、窮屈に感じられてしまうことがあります。一方で、自立支援を中心とした施設では、介護度の高い方へのケア体制が十分でないケースが多く見られます。
つまり、「どちらか一方に合わせる」だけでは、もう一方にとって暮らしにくい環境になってしまうのが、この条件の難しさです。
また、同じお部屋で一緒に過ごす選択肢を取った場合でも、夜間や日中に介護スタッフが頻繁に出入りすることになり、自立して過ごしたい方にとってはかえって落ち着かない生活になってしまうケースもあります。
相談員によるご提案
そこで担当の相談員は、ご希望エリア内にあり、一つの建物内に「介護フロア」と「自立フロア」を併設した介護付き有料老人ホームをご紹介しました。
この形態の施設であれば、お部屋のフロアは分かれるものの、同じ建物・同じ施設内で暮らすことができます。正雄様は介護フロアで認知症ケアを受けながら生活し、幸子様は自立フロアでご自身のペースを保ちながら生活する ― という、それぞれの状態に合った環境を、同じ施設内で両立できる点が大きなポイントでした。
ご入居の結果
まず正雄様が先行してご入居され、生活が落ち着かれたタイミングで、退院に合わせて幸子様もご入居されました。
ご入居後は、日中は幸子様が正雄様のお部屋で一緒に過ごされる日も多い一方、もともとお出かけがお好きだった幸子様は、施設のスタッフに正雄様のケアを任せて外出される機会も増えたそうです。それぞれのペースを保ちながら、ご夫婦の時間も持てる暮らしが実現しました。
この事例からわかる、施設選びのポイント
| 確認ポイント | チェックすべき内容 |
|---|---|
| フロア構成 | 介護フロアと自立フロアが併設されているか、居室エリアが分かれているか |
| ケア体制 | 認知症ケア・重介護対応の体制と、自立支援(見守り中心)の体制、両方があるか |
| 生活の自由度 | 自立度の高い入居者の外出・外泊のしやすさ |
| エリア | 自宅や家族の生活圏からの距離、緊急時の対応のしやすさ |
| 入居タイミング | 夫婦での同時入居が難しい場合、先行入居・後追い入居に対応できるか |
介護度が異なるご夫婦の入居先探しでは、「一つの施設で完結できるか」に加えて、「それぞれの生活の質(QOL)をどう両立できるか」という視点が重要になります。
まとめ
今回の事例は、要介護で認知症症状のあるお父様と、自立して過ごしたいお母様という、介護度の異なるご夫婦が「一緒に」暮らせる施設を、介護フロアと自立フロアを併設する施設のご紹介によって実現した事例です。
介護度の違うご夫婦の施設探しは、条件が特殊であるがゆえに選択肢が絞られやすく、緊急性が伴うケースも少なくありません。マイ介護ホームでは、こうした個別のご事情に寄り添いながら、ご夫婦それぞれに合った施設選びをサポートしています。お困りの際は、ぜひ一度ご相談ください。
・夫婦で入れる高級老人ホームとは?施設の特徴と入居に際する注意点を解説
ご夫婦で入れる高級老人ホームの特徴や、入居検討時の注意点、おすすめの施設をご紹介しています。
ご夫婦でご入居されたそのほかのご相談事例
マイ介護ホームの入居相談サービスをお使いいただき、ご夫婦でご入居された事例をご紹介します。
介護度の違うご夫婦が、他施設からお住み替えされた事例
老人ホームの夫婦部屋にご入居中の80代のご夫婦からのお住み替えのご相談事例です。要介護4の夫と、自立の妻と介護度の異なる夫婦が一緒に入居できる施設を探されていました。
この事例に関連したよくある質問
Q. 介護度が違う夫婦でも、同じ施設に入居できますか?
A. 施設によって対応は異なりますが、介護フロアと自立フロアを併設した施設であれば、同じ建物内で一緒に暮らすことが可能な場合ケースが多くございます。マイ介護ホームのご相談事例では、同じお部屋にご入居されたケースもございます。
Q. 夫婦での入居は、同時に入居先が決まらないと難しいのでしょうか?
A. 必ずしも同時入居にこだわる必要はありません。片方が先行入居し、状況が落ち着いてからもう一方が入居するという進め方もあります。
Q. 都心での夫婦入居は、施設の選択肢が少ないのでしょうか?
A. エリアによって空室状況は変動しますが、条件が特殊な分、早めに相談員へ希望条件を伝えておくことで、対応可能な施設が見つかりやすくなります。
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「ご夫婦で入れる」と一口に言っても、それぞれのご家庭の状況や条件に合う施設は異なります。
特に、今回ご紹介した事例のように身体レベルが違うご夫婦の場合、条件にあう施設を探す難易度は高くなってしまいます。
「退院にあわせて、急いで入居できる施設を探している」
「老健からの退所が迫っていて、急いで探している」
などのお急ぎのご相談も、数多くいただいております。最短2週間でご入居された事例もございます。
ご相談は完全無料。まずはお気軽にご相談ください。
マイ介護ホームの入居相談サービスでは、専門の相談員がお一人おひとりのご希望やご状況をヒアリングし、条件に合う老人ホーム探しをご提案いたします。
相談員はそれぞれ専属で付き、ご相談からご入居まで一貫してサポートしております。
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