介護度が重く認知症もある夫に合わせて選んだ施設に、自立の妻が窮屈さを感じられて住み替えを決意。マイ介護ホーム入居相談室へ良い施設はないかとご相談いただきました。
夫婦同室から視野を広げて、隣同士のお部屋が空いていた新規開設施設でご夫婦それぞれの生活を実現した事例です。
※プライバシー保護のため、実際の事例を一部変更しています。また、お名前はすべて仮名としています。

この記事でわかること
- 「今の施設が合わない」と感じたときの住み替え・再入居先の探し方
- 介護度の異なるご夫婦が、無理なく一緒に暮らせる部屋割りの考え方
- 予算・エリア・お部屋の設備など複数条件を満たす施設が見つかりにくいときの打開策
- 新規開設施設という選択肢のメリット
こんな状況でお悩みの方に
- 今入居している施設が、配偶者の一方には合っているが、もう一方には合わずに窮屈さを感じている
- 認知症ケアと、自立した生活の自由度を、ご夫婦それぞれ両立させたい
- お部屋にお風呂がある、お食事が美味しいなど、細かな条件にもこだわって探したい
- 同室にこだわらず、それぞれのペースを保ちながら「近くで」暮らせる方法を探している
このようなお悩みを持つご家族から、実際にいただいたご相談を事例としてご紹介します。
ご相談の背景
・ご相談者様:入居者ご本人(妻:美津 様)
・ご入居予定者様:夫 勇様(80代・要介護4 ※認知症診断あり)/妻 美津様 (80代前半・自立)
・お探しのエリア:東京都区内もしくは神奈川県
2人部屋の老人ホームにご入居中だったご夫婦からのご相談です。
今お住まいの施設は、認知症のある勇様(要介護4)に合わせて選んだ施設でした。
一方で、自立されている美津様にとっては、お食事が口に合わない、お風呂に好きなタイミングで入れないなど、さまざまな面で窮屈さを感じるようになり、転居をご希望されていました。
ご希望条件
- 重介護度で認知症の勇様と自立の美津様が、同じお部屋にご一緒にご入居できること
- 認知症ケアが受けられること
- お部屋にお風呂があること
- お食事が美味しいこと
- 住み慣れたご自宅周辺エリアであること(東京都・神奈川県で検討)
- 月のご予算内(100万円以内)に収まること
今回は「今度はゆっくり条件に合う施設を探したい」というご意向で、いったん今お住まいの施設を退去し、残されていたご自宅に戻られたうえで、あらためて一から施設探しをされることになりました。
施設探しの難航
ご夫婦同室で入居できる施設を複数ご紹介し、その中で気になった施設をご見学されましたが、予算オーバーであったり、わずかな差で他の方の申し込みが先に決まってしまったりと、なかなか条件に合う施設が見つからず、施設探しは長期化していました。
「認知症ケア」「お風呂付き個室」「美味しい食事」「エリア」「予算」という複数条件をすべて満たしたうえで、さらに【夫婦一緒に入居できること】まで求めると、選択肢が一気に狭まってしまうのが、このご相談の難しさでした。
そもそもご夫婦が一緒に入居できる2人部屋は、一般的な個室に比べて施設内での戸数自体が少なく、お部屋も広めに設計されていることから人気が高い傾向にあります。そのため空室が出にくく、出てもすぐに埋まってしまいやすいという特性があり、今回のように条件が重なるご相談ではとくに探しにくくなります。
相談員によるご提案 ― 「同室」ではなく「隣室」という選択
「ご条件に合う施設をゆっくりと探したい」とのご意向でしたが、美津様もご自宅での介護に限界を感じはじめ、早めに入れそうな所はないかとのご相談も度々いただいておりました。
そんな中相談員は、3ヶ月前に開設したばかりの施設で隣同士の部屋が両方空いているという情報を得ました。同室ではないものの、お隣の部屋であれば行き来もしやすく、ご一緒に過ごす時間も取りやすいとのお話をしたところ、ひとまずは見学をしてみたいとのご意向になりました。
さっそく見学に行かれた美津様は、個室のお風呂が広いことや、元気に過ごされている入居者の方が多い様子を見て、この施設を気に入られました。
同じお部屋ではなく「お隣同士の個室」という形にしたことで、勇様は認知症ケアを受けながらスタッフに見守られた生活を、美津様は自立した生活のペースを、それぞれ保ちながら、すぐ隣で寄り添って暮らせる住まいが実現しました。
ご入居の結果
ご自宅にも近いエリアだったため、美津様はご自宅と施設を行き来しながら過ごされ、勇様はスタッフに見守られながら安心した生活を送られています。
ご入居先は、検討されていたエリアの中にある住宅型有料老人ホームでした。
この事例からわかる、施設選びのポイント
| 確認ポイント | チェックすべき内容 |
|---|---|
| 部屋の配置 | 「同室」以外に「隣室」「近い部屋」でご夫婦が入居できる選択肢があるか |
| 開設時期 | 新規開設施設は空室が多く、希望の部屋割りが叶いやすい傾向がある |
| 設備面 | 各居室にお風呂があるか、入浴のタイミングを自分で選べるか |
| 食事 | 実際に試食できるか、口に合うかどうかの確認機会があるか |
| ケア体制 | 認知症ケアの体制と、自立した方への生活支援、両方が整っているか |
複数条件を満たす施設がなかなか見つからない場合、「同じ部屋でなければならない」という前提を一度外し、「隣室」「近くの部屋」まで選択肢を広げることで、突破口が見つかることがあります。
また、新規開設施設は空室状況に余裕があるケースが多く、希望の部屋割りが実現しやすい選択肢のひとつです。
まとめ
今回の事例は、今の住まいが配偶者の一方には合っていても、もう一方には窮屈に感じられてしまうという、ご夫婦での施設選びによくあるお悩みから、「同室」ではなく「隣室」という発想の転換によって、双方が納得できる住まいを実現した事例です。
複数条件が重なるほど、施設探しは長期化しやすくなります。マイ介護ホームでは、こうした条件の多いご相談にも、最新の空室情報や新規開設施設の情報を踏まえながら伴走してサポートしています。お困りの際は、ぜひ一度ご相談ください。
・夫婦で入れる高級老人ホームとは?施設の特徴と入居に際する注意点を解説
ご夫婦で入れる高級老人ホームの特徴や、入居検討時の注意点、おすすめの施設をご紹介しています。
よくある質問
Q. 介護度の差が大きい夫婦でも、同室で入居できますか?
A. 可能な場合もありますが、介護スタッフの出入りが増えることで、自立している側が落ち着かなく感じることがあります。同室以外に隣室という選択肢も検討する価値があります。
Q. 夫婦部屋がなかなか見つからないのはなぜですか?
A. 夫婦部屋は、一般的な個室に比べて用意されている戸数が少ない傾向があります。施設によっては、全50室のうち夫婦部屋が1~2室しかないケースもあります。さらにお部屋が広く人気も高いため空室が出にくく、出てもすぐに埋まってしまう傾向があります。
Q. 新規開設施設を選ぶメリットはありますか?
A. 新規開設施設は空室に余裕があることが多く、希望通りの部屋割り(隣室など)が実現しやすい点がメリットです。
ご夫婦で入れる高級老人ホーム探しは「マイ介護ホーム」入居相談サービスへ
専門知識を持つ相談員が最適な施設をご案内いたします

「ご夫婦で入れる」と一口に言っても、お二人とも自立でいらっしゃったり、ご夫婦の介護度がそれぞれ異なっていたりと、それぞれのご家庭の状況や条件に合う施設は異なります。
特に、今回ご紹介した事例のように身体レベルが違うご夫婦の場合、条件にあう施設を探す難易度は高くなってしまいます。
「今の施設から転居したいけれど、なかなか相談しづらい」という方からのご相談も、数多くいただいております。現在ご入居中の施設に知られることなく、転居先探しを進めることも可能です。まずはお気軽にご相談ください。
マイ介護ホームの入居相談サービスでは、専門の相談員がお一人おひとりのご希望やご状況をヒアリングし、条件に合う老人ホーム探しをご提案いたします。
相談員はそれぞれ専属で付き、ご相談からご入居まで一貫してサポートしております。
忙しい毎日のなかで、施設探しに時間をかけすぎることなく、大切なご家族との時間や、ご自身の時間を大切にしながら、納得できる住まいをお選びいただけます。
施設のご紹介だけでなく、資料の取り寄せやお見積もりの算出、見学の日程調整なども代行し、相談員がマンツーマンで老人ホーム探しをサポートします。
施設探しにかかる時間や手間を減らし、ご家族との大切な時間や、これからの暮らしを考える時間を大切にしませんか?
将来検討でのご相談も承っております。
(※)見学同行エリア:東京・千葉・神奈川・埼玉・大阪・兵庫
- 電話:0120-175-155(平日・日曜:9:00~17:00)
- 「ご相談フォーム」からも受け付けております。お気軽にご連絡ください。


