ゲームセンターは2006年をピークに、それ以降は売り上げが下がっているなか、ゲームセンターに足を運ぶ高齢者が増え始めているのをご存じでしょうか?高齢者がゲームセンターに通う背景についてご紹介します。
ゲームセンターに通う高齢者が増加? 最近のゲーセン事情
ゲームセンターは2006年をピークに、それ以降は売り上げが下がっています。
特にスマホゲームが流行り出してからは、“若者のゲーセン離れ”が顕著にみられます。
そんななか、ゲームセンターに足を運ぶ高齢者が増え始めているのをご存じでしょうか?
ここでは、ゲームセンターに高齢者が増加している背景についてご紹介します。
ゲームセンターの客層の変化
今から30年ほど前に家庭用ゲーム機「ファミコン(ファミリーコンピューター)」が普及し、大流行しました。
数年の内にゲーム機が進化し、アーケードゲーム機やUFOキャッチャーがゲームセンターに並ぶようになりました。
家庭用ゲーム機にはないような映像や体験ができるため、ファミコンをきっかけにゲーム好きになった、子供や若者が多く見られるようになったのです。
2000年以降になると、家庭用ゲーム機は進化を続け、ゲームセンターにも劣らないゲームを楽しめるようになりました。
そして冒頭でご紹介したように2006年をピークに、ゲームセンターを利用する人口は減少していったのです。
さらにスマ—トフォンが現れ、多彩なアプリで遊べるようになると、ますます若者はゲームセンターから離れていきました。
“今”ゲームセンターに高齢者が増えている?
仕事を定年リタイアをした多団塊世代の中には、貯蓄を持ってはいるものの趣味がなかったり“居場所”や“行き場”がなく、孤独な状況を抜け出したいと思っている方も少なくありません。
そこで、団塊の世代や定年退職した高齢者が注目したのがゲームセンターです。
ゲームセンターに通い始めるきっかけはさまざまありますが、中には「トイレを借りに入ったら同世代の人が楽しそうに遊んでいるのを見て、それから自分も常連になった」という方もいます。
「デイサービスの年寄り扱いをうっとうしく感じる」「自分らしく自由に時間を使いたい」という自分のスタイルを貫きたいという思考の方にとっては、
“ゲーセン”とその仲間との関係性が居心地いいのではないか?と言われています。
また、休日に孫と一緒に遊びに来るという方もおり、ゲームセンターに訪れる理由は幅広くなっているようです。
ゲームが頭の体操として効果あり?
ゲームは安価で簡単に楽しめるというメリットがありますが、実は高齢者には嬉しいメリットがあります。
それが「頭の体操」につながる効果があるとみられています。
介護業界では数年前から、機能訓練のためのゲームが流行しています。
ゲームは手先や足を使って脳を刺激します。
この動作が頭の体操として効果があるとされています。
また、メダルゲームのコイン落としは大きなハードを複数人で囲むように出来ているため、ゲームセンターの仲間との会話やコミュニーションも生まれます。
高齢者の社交場となりつつあるゲームセンターは、個人が好きなタイミングで訪れ、好きなだけいることができる自由な場所です。
さらには頭の体操になったり、孫と遊ぶことができるなどの利点が、新たなゲームセンターと高齢者の関係を作っているのです。
定年退職して暇を持て余している方は、一度ゲームセンターを覗いてみてはいかがでしょうか?
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