【介護用語・や行】知っておきたい用語を紹介！

• 【介護用語】まとめ
• 2022/03/31

• # 時事問題
• # 医療

1. 【介護用語】や行
2. 『や行』以外の介護用語まとめ
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家族介護をしなければならなくなった方、介護現場でこれからお仕事をされる方にとって、介護関連の用語で分からないこともあるのではないでしょうか。ここでは、介護関連の用語（や行）をまとめてみました。介護についての基礎知識として活用してみてください。

【介護用語】や行

夜間対応型訪問介護

夜間対応型訪問介護とは、利用者が可能な限り自宅で自立した日常生活を24時間安心して送ることができるよう、夜間帯に訪問介護員（ヘルパー）が利用者の自宅を訪問します。「定期巡回」「随時対応」の2種類のサービスがあります。
「定期巡回」は夜間帯（18時～8時）に定期的な訪問で、排泄の介助や安否確認などのサービスを受けれます。「随時対応」はベッドから転落し自力で起き上がれない、夜間に急な体調不良などに訪問介護員による介助や救急車手配などのサービスを受けることができます。

夜間せん妄

夜間せん妄とは、幻覚や幻聴、妄想、見当識の混乱などの症状が見られ、病気などで体調が悪化したり、手術の後の薬が体質に合わなかったりした際に発症しやすくなる軽度のパニック状態のことです。尚、夜間にでる症状です。改善ポイントとしては、生活リズムを整えることが大切です。具体的には、太陽の光を浴びる、就寝前に足を温めてみる、あたたかい飲み物やチョコレート、日中に強い眠気があるときには15分～30分程度の昼寝をすることも効果的と言われています。

有料老人ホーム

有料老人ホームとは「介護付」「住宅型」「健康型」の3つのタイプに介護サービスの利用法の違いで分かれます。ただし、大まかにはどのタイプも高齢者が暮らしやすいように配慮された住まいです。サービスは、高齢者の心身の健康を保ち生活を安定させるために必要な、食事、家事、介護、健康管理等を提供しています。現在は多種多様なサービスがあり、必要な費用も低額なホームから高額なホームまでさまざま。ニーズに合わせて選択することができます。

詳しくは『【介護付有料老人ホーム】とは？』でも紹介しています。併せて参考にしてみてください。

ユニットケア

ユニットケアとは、介護施設において数人の入居者や介護スタッフと共同生活をしながら、入居者一人ひとりの個性や生活リズムに応じて暮らしていけるようにサポートする介護手法のことをいいます。入居者個人の個室と他の入居者や介護スタッフと交流するための居間があり、入居者10人前後を一つの「ユニット」として位置づけ、各ユニットに顔なじみの介護スタッフが配置され、個性や生活リズムを尊重した暮らしをサポートします。

ユニバーサルデザイン

ユニバーサルデザイン (universal design)とは、文化・言語・国籍や年齢・能力などの違いにかかわらず、できるだけ多くの人が利用できることを目指した建築（設備）・製品・情報などのデザイン（設計）ことをいいます。ユニバーサルデザインには「多くの方に使いやすいものを作る」という思想に心のやさしさや思いやりがあります。バリアフリーとも密接であり、心のユニバーサルデザインと心のバリアフリーが大切になります。

要介護認定

要介護認定とは、「どのような介護が、どの程度必要か」を介護保険サービスの利用希望者に対して判定したものです。 要介護認定は、市区町村に申し込み２つのステップで判定が行われます。1次判定で、聞き取り調査、主治医意見書、コンピューター判定、2次判定で1次判定の結果をもとに、介護認定審査会が審査を行い、判定します。結果には、「自立、要支援、要介護」があり、結果によって受けられるサービスや頻度などが様々です。最寄りの地域包括支援センターや居宅介護支援事業所(ケアマネジャー)が相談にのってくれます。

詳しくは『要介護認定とは？調査方法についても紹介！』でも紹介しています。併せて参考にしてみてください。

予防給付

予防給付とは、支援が必要と認められた人に給付される介護保険の保険給付です。介護が必要と認められた人は、介護給付となります。要支援・要介護認定で支援や介護の必要な度合いについて、審査・判定されます。予防給付の対象となる人は、要支援1および要支援2、介護給付の対象となる人は、要介護1～要介護5の方となります。また、介護保険の給付は現物給付（介護サービス）になります。要支援・要介護状態区分に応じて、1ヶ月の支給基準限度額が決定されています。

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『や行』以外の介護用語まとめ

五十音別で紹介

介護用語について、五十音順のご紹介ページを以下でまとめてあります。こちらもご参考ください。

【介護用語】五十音順まとめ

当コラム記事の内容について

当記事の内容は、介護現場、ならびに医療法人などでも活躍された経験者監修のもと、ご紹介します。

監修者　プロフィール

藤井　寿和氏
合同会社福祉クリエーションジャパン　代表
陸上自衛官を経験後、介護の仕事に転身。医療法人の事業部統括マネージャーに就任した後、独立。

● 介護施設 現場支援コンサルタント
● レクリエーション介護士1級・2級 公認講師
● 介護情報誌「介護Times Tokyo」および「TOWN介護Tokyo」編集長

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