【老人性パニック障害】の特徴とケア
- 介護に関するお役立ち情報
- 2023/03/06
近年、高齢者の【パニック障害】が増加しているのをご存知ですか？
発症には「老人性うつ病」が関係しています。
予防するためには、病院での検査はもちろん、
家族や友人などの「周囲の支え」が必要不可欠になります。
【パニック障害】の特徴を理解するとともに、ケア方法について正しく理解しましょう。
【老人性パニック障害】の特徴
老年期では、身体面や精神活動が低下します。
現代では、ストレスを日常生活の中で感じ取る機会が多くなり
「老人性うつ病」になりやすい方が増加してきました。
● 将来への不安
● 社会的立場の変化
● 家族との確執
● 孤独感
● コミュニケーションの変化 など
こうした問題を上手に対処できないことが、
【パニック障害】の主な原因となります。
重篤な症状が出ることも！
精神的な混乱が生じることで「心のバランス」が崩壊してしまいます。
主に自律神経に関する症状を引き起こし、突然の眩暈や動悸が起こることもあります。
また、呼吸さえ困難な状態に陥るなど「重篤な症状」を引き起こすケースもございます。
少しでも兆候があれば、病院で検査を受けることが症状を予防する手助けとなります。
ご家族の支えが大切！
精神が不安定になり発症する【パニック障害】は日常生活の要因が大きいと言われています。
● 家族へ相談が出来ない
● 相談をしたくない
● 弱みを見せたくない
● 誰とも連絡が取れない など
そのため、家族や知人など周囲の人たちの「気付き・支え」が重要になります。
日頃からのコミュニケーションだけではなく、小さな変化を見逃すことなく、
手を差し伸べる関係作り、その環境整備が求められます。
精神的な不安は、「認知症」へ繋がる可能性も少なくありません。
将来を考えて、予備知識を持って接することが大切です！
社会的サポートの活用
家族による支えの他に、社会的サポートも必要になります。
病院との連携はもちろん、自治体や地域のボランティアも活用して、自立を促進できる支援が大切です。
予防するためには？
具体的な予防方法を見てみましょう。
明日から取り組めることもあるので、是非参考にしてください！
● 自分は何をしたいか考える
● 信頼できる方との人間関係の確立
● 新しい趣味の時間を増やす
● 家族と会う機会を増やす など
ユーザーからの声
写真を趣味として楽しむことで、外出する機会や色々な出会いが増えました。
（72歳/女性/神奈川県）
元々興味があったギターを始めました。
以前より、指先がスムーズに動くように！
（75歳/男性/埼玉県）
ゲートボールを通じて、生涯の仲間ができた。高スコアを目指して、現在も奮闘中！
（80歳/男性/千葉県）
まずは興味を持ってみよう！
色々なことに興味を持ち、視野を広げて日々を過ごすことも大切になります。
※今から始めても遅くはありません！
新たなチャレンジをすることが、パニック障害の予防へと繋がります。
最後に
今回は、「老人性パニック障害」について記載いたしました。
弊社に相談をされる方でも、こちらの症状でお悩みの方は少なくありません。
ご家族と上手く和解できれば一番良いですが、様々なご事情によってそれが叶わない方もいらっしゃいます。
そういった場合、老人ホームで仲間を見つけるということを、選択肢に入れてみてはいかがでしょうか？
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