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病気予防に効果的! 高齢者の口腔ケアのやり方とポイント
2016/08/23 介護ニュース
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高齢者に対する口腔ケアは、感染症に対する予防効果だけでなく、心臓病や糖尿病、認知症の予防にも効果的です。そこで、高齢者を病気から守る口腔ケアのやり方や、ポイントについてご紹介します。

病気予防に効果的! 高齢者の口腔ケアのやり方とポイント

体力が落ちている高齢者にとって恐ろしいのは、なんといっても感染症です。
食生活や生活習慣の見直しや予防接種も効果的だと言われていますが、実は口腔ケアにも感染症に対する予防効果があります。
それだけでなく心臓病・糖尿病・認知症の予防にも効果があると分かってきました。

そこで高齢者を病気から守る口腔ケアのやり方やポイントについて見ていきます。

■口腔ケアとは?

口腔ケアとは「口の中をきれいにするケア」だけではなく、「口の中の機能を維持するケア」も含みます。
人は高齢になっていくにつれ、体の機能がどうしても衰えてきます。

口も他の部分と同じで機能を維持するトレーニングを行わないでいると、「自分で食べることができない」「うまく話すことができない」ようになってしまうのです。
その後、「人の手を借りなければ食事を摂ることができない」「会話による意思疎通が思うようにできない」といった生活にもなりかねません。
これは、本人にとっては大きなストレスで、当然 QOL(quality of life=生活の質)も下がります。

QOLが低下すると、その人にとって自分らしい生活を送ることができなくなるため、心身に悪い影響が及びます。
さらに体の機能低下だけでなく、病気や認知症を引き起こすきっかけになることもあるので注意が必要です。
そうした問題を予防するのが、口腔ケアの目的なのです。

■口腔ケアによる病気予防効果

高齢者の致死率が高いことで知られる「誤嚥性(ごえんせい)肺炎」は、口や飲みこむ力の低下によって引き起こされます。
のどの奥には食道と気道の分かれ道があり、飲み物や食べ物、唾液などを飲みこむ時は気道への入口が塞がるようになっています。

ところが、年を取るとこの機能が衰えてきて肺の中に異物が入りやすくなるのです。
気道に空気以外のものが入って引き起こされるのが「誤嚥性肺炎」で、食べ物だけでなく就寝時の唾液などでも引き起こされます。
口腔ケアは、この誤嚥性肺炎の予防に高い効果を発揮してくれるのです。

また虫歯を始めとする歯周病は、糖尿病や心臓病にかかるリスクを高めることが分かっています。
唾液の分泌を促すマッサージや、歯周病ケアなどもあわせて行う口腔ケアは、歯周病がきっかけになるさまざまな病気予防にも効果があるのです。
また噛む力の低下は脳機能の低下を招くので、口腔ケアでしっかり噛める状態にしておくと、認知症の予防にもつながります。

■口腔ケアのやり方とポイント

口の中の掃除をする際は、誤嚥に配慮する必要があります。
口の中に歯ブラシなどを入れると、その刺激で唾液が出てきます。あごが上がった状態にならないようにしてケアを行うことが大切です。

座れる状態なら、イスに深く腰かけて行います。この際口腔ケアを受ける方のあごをしっかり支え、視線を同じ高さに合わせるのがポイントです。
ベッドで行う際は電動ベッドなら上半身を上げて行います。
上半身が起こせない場合は、横向きで行ってください。どちらの場合もあごが少し引いた姿勢になるよう、枕やタオルなどで調整します。

口腔ケアはメリットがたくさんありますが、受ける人が嫌がっている場合は無理強いせず、できる範囲で行うようにしましょう。
なぜ嫌がっているのか、苦手なポイントを探して少しずつ段階を踏んでケアを進めていくことが大切です。

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