高齢者1人暮らしの不安や悩みとその対策は?

記事アイキャッチ

1人暮らしの高齢者の中には、「急な病気などで入院することになったら?」「葬式や墓は誰が対応してくれる?」など、悩みや不安を抱えている方が多くいます。 準備しておくべきと感じていても、何から準備すればいいのか、どこに相談すればいいのかわからない方もいるでしょう。 本記事では、1人暮らしの方に起こる問題点とその対策、そして相談先やサポート内容をわかりやすく解説します。
※本記事についてはオリックス銀行より提供を受け、掲載しています。

  1. 1.入院時や介護施設入居時の身元引受人
  2. 2.葬儀や遺品整理の死後事務手続き
  3. 3.預託金について
  4. 4.さいごに

1.入院時や介護施設入居時の身元引受人

(1)身元引受人を用意できないが、いざという時どうする?

入院時や介護施設への入居時、身元引受人や保証人を求められることがあります。配偶者や子どもなど親族に依頼する方がいる一方で、身元引受人などを頼む相手がいない方も多くいます。

医師法19条には「診療に従事する医師は、診察治療の求があった場合には、正当な事由がなければ、これを拒んではならない」とあり、入院は身元引受人がいなくても可能ですが実際には求められるケースが多いようです。 また、身元引受人は、以下のようにさまざまな役割があり、病院にもたびたび出向く必要があるため、遠方に住んでいる子どもや甥・姪などには頼みづらいという声も聞きます。

【身元引受人に期待される主な役割】
・緊急時の連絡先
・入院計画書の説明に同席する
・入院時の必要な物品の準備
・退院時の支援
・死亡時の遺体・遺品の引き取りや葬儀などに関する対応

(2)身元引受人が頼めそうにない場合、何か事前対策はある?

身元引受人が頼めそうにない場合は、入院や介護施設への入居など、身元引受人としての業務を高齢者等終身サポート事業者へ委託する方もいます。
あらかじめ、高齢者等終身サポート事業者と契約し、入院などが発生した場合には、身元引受人に就任してもらい、入退院時のサポートを依頼しておくというものです。

必要に迫られてから身元引受人を探すのでは心身の負担が大きいため、元気なうちに事前対策をしておくことが重要です。
事前対策について相談したいものの、どこに相談すればいいかわからないという方は、ぜひ一度お気軽にオリックス銀行までご相談ください。

お問い合わせフォーム

ウェブからも相談予約可能です

2.葬儀や遺品整理の死後事務手続き

(1)自分が亡くなったあとの手続きは誰がしてくれる?

自分が亡くなったあと、葬儀や、居住していた自宅の賃貸契約・公共料金サービス・携帯電話など各種解約手続きを誰かにしてもらわなければなりません。
これらは親族が行うことが前提とされており、国や地方自治体は死後事務手続きの代行を行っていないので、1人暮らしの方など頼れる人がいない場合は生前に対策をしておかなければなりません。

解約ができなければ利用していないにもかかわらず、亡くなったあとも基本料金をはじめとした費用が発生する可能性があります。

(2)頼れる人がいない場合、何か事前対策はあるの?

亡くなったあとの知人への連絡・葬式・納骨・遺品整理・各種解約手続きなどを、高齢者等終身サポート事業者へ委任する方もいます。 あらかじめ、高齢者等終身サポート事業者と契約し、対応してほしい内容や方法を取り決め、いざというときには、高齢者等終身サポート事業者がその事務を遂行するというものです。

死後事務委任契約でできることは以下のとおり、多岐にわたります。

【死後事務委任契約でできること】
・葬儀・納骨・遺品整理に関する手続き
・各種契約やお金に関する手続き
・相続手続き
・残されたペットに関する手続き

イメージ事務委託

契約行為には意思表示が必要となるため、認知症などにより判断能力が低下してしまうと対策が難しくなります。よって、元気なうちから終活として、専門家へ相談したうえで早めに対策しておく必要があります。
事前対策について相談したいものの、どこに相談すればいいかわからないという方は、ぜひ一度お気軽にオリックス銀行までご相談ください。

お問い合わせフォーム

ウェブからも相談予約可能です

3.預託金について

(1)預託金とは

身元保証契約の履行や死後事務委任契約の履行の際には、葬儀費用や病院への支払いなどさまざまな費用が発生します。しかし、依頼者が亡くなったあとは、依頼者の預金口座が凍結されます。こうなると上記の事務処理に必要な費用などを依頼者の財産から支払うことができなくなり、事務の遂行に支障をきたします。

そこで、こうした費用の支払いに充てるため、身元保証契約や死後事務委任契約を締結する際に、預託金としてあらかじめまとまった金額を、高齢者等終身サポート事業者に預けておく方法がとられています。

(2)預託金トラブルをさけるためには

高齢者等終身サポート事業者が、預託金を使い込んでしまうなどのトラブルも発生していることが問題になっています。これを受け、政府は2024 年6 月に「高齢者等終身サポート事業者ガイドライン」を公表しました。

ガイドラインにおいて、預託金の管理は、信託銀行などで事業者の資金と分別管理することが望ましいと明記され、信託を利用した預託金の保全が推奨されています。

4.さいごに

身元保証契約や死後事務委任契約は、依頼者と高齢者等終身サポート事業者との契約で成立します。そのため、まだ元気なので「今後ゆっくり検討しよう」と思っている間に、認知症を発症したり、体調を崩してしまったりすると、契約することができない場合があります。

また、検討を始めた時には問題がなくても、手続きに数カ月以上かかるケースもあり、その間に状況が変わって契約ができなくなると、計画が頓挫してしまいます。元気な今から検討を始めてみてはいかがでしょうか。

1人暮らしのお悩みに限らず、必要に応じて「遺言」や「相続」、「家族信託」など財産管理のお悩みのご相談もお受けしますので、お気軽にオリックス銀行までご相談ください。

お問い合わせ お問い合わせフォーム

ウェブからも相談予約可能です

\このページをシェアする/

介護のコラムについて介護のコラムでは、MY介護の広場[老人ホームを探す]に掲載している施設情報からの情報と、介護のコラム編集部が集めた情報を元に記事を作成しています。

\お気軽にご相談ください(無料)/

老人ホーム入居相談室

老人ホーム 入居相談室では、ネットやお電話からの老人ホーム・介護施設への資料請求・見学の申込み、施設の選び方などのご相談無料でお応えいたします。

ご相談こちら お電話から相談平日・日曜
10~18時
0120-175-155お電話からも相談・利用無料/平日・日曜10~18時

人気エリアやこだわりたい条件に合わせた施設のご提案も可能です。

練馬区 世田谷区 杉並区 大田区 江戸川区 豊島区 認知症可 看護体制(24時間) 開設後3年以内 二人部屋あり 温泉付き

運営:株式会社プランドゥ

エリアから老人ホーム・介護施設を探す

種類から老人ホーム・介護施設探す

人気エリアから老人ホーム・介護施設を探す

\お気軽にご相談ください(無料)/

老人ホーム入居相談室

老人ホーム 入居相談室では、ネットやお電話からの老人ホーム・介護施設への資料請求・見学の申込み、施設の選び方などのご相談無料でお応えいたします。

ご相談こちら お電話から相談平日・日曜
10~18時

\お電話から相談/

0120-175-155相談・利用無料/平日・日曜10~18時

介護のコラム注目ワード

今月の人気老人ホームランキング

close
最適な介護施設選びお手伝いします LINEで相談する最適な介護施設選びお手伝いします LINEで相談する
ページ上部へ

[MY介護の広場 老人ホームを探す]は2014年7月より株式会社プランドゥが運営・管理しています。
コンテンツ・掲載情報に関し、明治安田システム・テクノロジーは責任を負いません。