リタイヤメント・ホームとは?施設の種類・費用・選び方を解説

リタイヤメント・ホームとは?

リタイヤメント・ホームとは、介護を必要としない自立した高齢者が生活サポートやアクティビティを受けながら暮らす入居施設です。日本における対応施設の種類・費用の目安・選び方のポイントをわかりやすく解説します。

  1. リタイヤメント・ホームとは
  2. 日本にリタイヤメント・ホームはある?
  3. リタイヤメント・ホームと一般的な老人ホームの違い
  4. リタイヤメント・ホームの費用の目安
  5. 元気なうちに入居するメリット
  6. 選び方のポイント
  7. リタイヤメント・ホームについてよくある質問
  8. リタイヤメント・ホーム探しはマイ介護ホームにお任せください

リタイヤメント・ホームとは

リタイヤメント・ホーム(Retirement home)とは、介護を必要としない自立した高齢者を対象とした入居施設です。食事の提供や生活サポート、入居者同士が交流できる共用スペース、各種アクティビティなどが整っており、退職後の高齢者が安心して暮らせる環境が整備されています。

日本の有料老人ホームが「介護が必要になってから入居する」ケースが多いのに対し、リタイヤメント・ホームは元気で自立しているうちから入居する点が大きな特徴です。施設によっては介護が必要になった後も継続して居住できるタイプもあります。


なお、CCRC(Continuing Care Retirement Community)はリタイヤメント・ホームの発展形にあたる概念で、高齢者が心身の状態に応じた医療・介護サービスを途切れなく受けながら老後の生活を送れるよう、住居・医療・生活支援などの機能を一つの敷地内に集約した複合型の高齢者コミュニティを指します。

関連リンク:CCRCとは?高級老人ホームとの違い、日本版CCRCの構想や事例を解説

リタイアメントホーム(元気なうちから入れる施設)を探す

日本にリタイヤメント・ホームはある?

日本では「リタイヤメント・ホーム」という法律上の施設区分は存在しません。ただし、介護が必要になる前の元気なうち(自立して生活できるうち)から入居できる施設もあります。主な施設は、「介護付き有料老人ホーム(自立型)」「住宅型有料老人ホーム」「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)」「高齢者向け賃貸住宅」の4種類です。

日本でリタイアメント・ホームを探す場合は、自立した方でも入居できる施設の中から、自分の希望やライフスタイルに合った施設を選ぶことになります

自立した方でも入居できる施設の一覧

施設の種類 特徴 自立での入居 入居者のうち自立の方の割合※
介護付き有料老人ホーム 介護体制が整っており、自立から看取りまで対応 6.1%
住宅型有料老人ホーム 介護サービスは外部利用。生活サポートが充実 5.7%
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住) 賃貸形式。安否確認・生活相談が基本サービス 15.6%
高齢者向け賃貸住宅 バリアフリー設計の賃貸。サービスは最小限

※入居者のうち自立の方の割合のデータは、厚生労働省ホームページ「有料老人ホームにおける望ましいサービス提供のあり方に関する検討会(第6回)」資料より引用
引用元:厚生労働省|有料老人ホームにおける望ましいサービス提供のあり方に関する検討会(第6回) 有料老人ホームの現状と課題について(2025年10月3日)

このうちリタイヤメント・ホームのイメージに最も近いのは、自立であることを入居条件とした介護付き有料老人ホームや住宅型有料老人ホームです。食事やアクティビティ、生活サポートが充実しており、退職後の暮らしを豊かに過ごせる環境が整っています。

介護付き有料老人ホームは、①食事の提供②介護(入浴・排泄・食事)の提供③洗濯・掃除等の家事の供与④健康管理の4つのサービスのうち、いずれかのサービス(複数の場合もあり)を提供しています。そのため、介護が必要になった場合でも同じ施設で過ごしたい方や手厚いサポートの中で安心して暮らしたい方、ご夫婦で入居する場合はどちらかの介護度が上がっても一緒に住み続けたい方におすすめです。

自立から入れる介護付き有料老人ホームを探す>>

住宅型有料老人ホームでは、⾷事の提供、洗濯、掃除、見守りおよび生活相談などの生活支援を提供しており、介護(入浴・排泄・食事)については外部サービスを利用します。そのため、まだまだ元気で自分のペースで自由に暮らしたい方や、介護サービスは必要になってから選びたい方、費用を抑えながら生活サポートは受けたい方におすすめです。

自立から入れる住宅型有料老人ホームを探す>>

リタイヤメント・ホームと一般的な老人ホームの違い

リタイヤメント・ホームと日本の一般的な老人ホームの最大の違いは、入居するタイミングと目的です。


日本の老人ホームは、介護が必要になった・認知症の症状が出てきた・在宅での生活が難しくなったといった「困ってから入居する」ケースが大半です。公益社団法人全国有料老人ホーム協会の調査によると、有料老人ホームに入居している方の約8割が要介護状態とされています。


一方、リタイヤメント・ホームは元気で自立しているうちから入居することを前提としており、「退職後の新しい暮らしを積極的に楽しむ場所」という位置づけです。

リタイヤメント・ホームと一般的な老人ホームの違い比較表

リタイヤメント・ホーム 一般的な老人ホーム
入居タイミング 自立・元気なうち 介護が必要になってから
目的 豊かな退職後の生活 介護・生活支援を受ける
アクティビティ 充実していることが多い 施設による
介護対応 施設による 充実
費用感 中〜高め 施設種別により幅広い

リタイヤメント・ホームでは、栄養バランスに配慮した食事の提供をはじめ、さまざまなアクティビティやイベントの開催、体調不良や転倒などの万が一の際のサポートなど、安心して快適に暮らせる環境が整っています。
退職後は家事から解放され、趣味や交流を楽しみながら、アクティブで充実したセカンドライフを安心して送りたい方に選ばれています。

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リタイヤメント・ホームの費用の目安

リタイヤメント・ホームに相当する日本の施設の費用は、施設の種類やサービス内容によって大きく異なります。

施設の種類 入居一時金(目安) 月額費用(目安)
介護付き有料老人ホーム 中央値 60万円(0〜540万円) 中央値 23.6万円(14〜31.9万円)
住宅型有料老人ホーム 中央値 16万円(0〜599.6万円) 中央値 15.6万円(14.5〜28.7万円)
サービス付き高齢者向け住宅 中央値 18.4万円(0〜115万円) 中央値 19.8万円(12.3〜27.6万円)
高齢者向け賃貸住宅 敷金程度 10〜20万円程度

※介護付き有料老人ホーム、住宅型有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅については、マイ介護ホーム掲載施設の料金から独自算出(2026年2月時点)

自立から入居できる施設タイプ別サポート充実度と費用の比較マトリクス図

施設内にプールやフィットネルルームがあるなど共用設備が充実しているなど、サービスが充実した施設ほど費用は高くなる傾向があります。

施設形態別の費用については、下記の記事で詳しく解説しています。

関連リンク:老人ホームの費用相場【2026年最新】月額平均・入居一時金・年金で足りる?施設別に解説

元気なうちに入居するメリット

自分の意思で施設を選べる

介護が必要になってからの入居は、選択肢が限られたり、家族が主導で決めるケースも少なくありません。元気なうちであれば、自分のペースで複数施設を見学・比較し、納得して選ぶことができます

新しい環境に慣れやすい

体力・認知機能ともに安定している時期に入居することで、新しい環境や人間関係への適応がスムーズです。介護が必要になってから環境が変わるのは、心身への負担が大きくなります。

入居待ちの心配が少ない

人気の施設は空室待ちが発生することがあります。元気なうちから動いておくことで、希望する施設に入居できる可能性が高まります

夫婦で一緒に入居しやすい

お互いが自立しているうちは、2人部屋や隣接した居室を選べる施設も多くあります。どちらかの介護度が上がってから施設を探すと、夫婦同室に対応できる施設が限られることがあります。


関連リンク:夫婦で入れる老人ホームの選び方

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選び方のポイント

介護が必要になったときの対応

自立期の快適さだけでなく、将来介護が必要になったときに同じ施設で継続して暮らせるかどうかは非常に重要です。同じ部屋で過ごせる、介護居室に移動する、隣接した介護棟に移動する、別の施設に転居する必要があるなど、施設によって対応はさまざまです。介護体制・看取り対応の有無を事前に確認しましょう。

立地・交通アクセス

現役時代の友人や家族が会いに来やすい立地かどうか、近隣に病院や商業施設があるかどうかも生活の質に直結します。

アクティビティ・共用施設の充実度

退職後の生活を豊かにするために、趣味や運動、他の入居者との交流ができる環境が整っているか確認しましょう。フィットネスジム、プール、大浴場、シアタールーム、菜園など、施設によって特色があります。

費用の透明性

入居一時金・月額費用に加え、介護が必要になった場合の追加費用がどう変わるかも事前に確認が必要です。入居後に想定外の費用が発生しないよう、重要事項説明書をしっかり確認しましょう。食費など別途自己負担となる費用の料金も確認しておきましょう。

見学時の雰囲気

入居者・スタッフの表情や施設内の清潔感、食事の内容など、パンフレットだけではわからない情報は見学で確認するのが一番です。可能であれば体験入居も活用しましょう。

リタイヤメント・ホームについてよくある質問

Q. リタイヤメント・ホームと有料老人ホームは何が違いますか?

明確な法律上の区別はありません。リタイヤメント・ホームは「元気なうちから入居して退職後の生活を楽しむ」というコンセプトを指す言葉で、日本では自立入居可能な有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅がこれに近い位置づけとなります。

Q. 介護が必要になったらどうなりますか?

施設によって対応が異なります。介護付き有料老人ホームであれば施設内で介護サービスを継続して受けられますが、住宅型有料老人ホームやサ高住の場合は外部の介護サービスを利用する形になります。入居前に「介護が必要になった場合の対応」を必ず確認することをおすすめします。

リタイヤメント・ホーム探しはマイ介護ホームにお任せください

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マイ介護ホーム入居相談員が、施設探しをサポートします

日本では法律上の施設区分として「リタイヤメント・ホーム」は存在しませんが、お元気なうちから入れる施設は多数存在し、その入居条件や特色は施設によって大きく異なります。
そのため希望条件が複数あると自力での施設探しは容易ではありません。「食事がおいしい所がいい」「ペットと一緒に入居したい」「特定のエリアで探したい」など、条件が重なるほど選択肢は限られてきます。

マイ介護ホーム 入居相談室では、全国の老人ホームに精通した入居相談員が、ご希望・ご状況をお伺いしたうえで最適な施設をピックアップいたします。見学日程の調整や、エリアによっては見学への同行(※)にも対応しています。

・リタイヤメント・ホーム(元気なうちから入れる施設)を自分たちで探しているが、何から始めればよいかわからない
・子どものいない夫婦で、将来の施設入居に備えて情報収集を始めたい
・子どもに迷惑をかけたくないので、早めに施設を探したい

上記のような方は、ぜひ『マイ介護ホーム 入居相談室』までお問い合わせください。
※見学同行対応エリア:東京・神奈川・千葉・埼玉・大阪・兵庫

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