サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)とは?サービス内容・特徴を紹介します
- 老人ホーム・介護施設の種類
- 2025/03/07

サービス付き高齢者向け住宅は、主に民間企業が運営し、都道府県単位で認可・登録された高齢者向けの賃貸住宅です。「サ高住、サ付き」とも呼ばれます。
60歳以上の自立~要介護の方であれば、基本的に入居可能です。今回は、サ高住がどういった施設であるかをお伝えしていきます。
- サービス付き高齢者向け住宅のサービス内容は?
- サービス付き高齢者向け住宅の特徴は?
- サービス付き高齢者向け住宅の入居条件は?
- サービス付き高齢者向け住宅の施設設備は?
- サービス付き高齢者向け住宅での日常生活について
- 入居するためにかかる費用目安は?
- サービス付き高齢者向け住宅を選ぶ際のポイントは?
- 老人ホームを探している方へ…「MY介護の広場 老人ホームを探す」にご相談ください!
サービス付き高齢者向け住宅のサービス内容は?
「安否確認」「生活相談サービス」が主体!
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)のサービス内容は、「安否確認」「生活相談サービス」が主体となります。ちなみに「特定施設入居者生活介護」の指定を受けている一部のサ高住では、「掃除、洗濯、入浴、食事、排泄、リハビリ」などの介護サービスも受けることができます。
在宅介護事業所が併設されているケースも多く、介護が必要になった場合でも安心です。
医療対応について
「認知症、胃ろう、たん吸引、人工透析、感染症」などの重度な疾病を持っている方でも入居可能なサ高住もあります。このようにここ最近では、受け入れの幅を広げているサービス付き高齢者向け住宅多く見受けられるようになってきました。
ただし、有料老人ホームと比較すると、介護度は低い方の入居が多い傾向にあります。
サービス付き高齢者向け住宅の特徴は?
自由度の高い生活が可能
サービス付き高齢者向け住宅は、高齢者の方にとって一般的な賃貸住宅よりも住みやすく、借りやすいのが特徴といえるでしょう。また、多額の入居金を必要としない点も人気の理由となっています。
▼サービス付き高齢者向け住宅の主な特徴
・バリアフリー構造が義務づけ、プライバシーの面でも住みやすい
・キッチンや浴室付の建物も多い
・外出や外泊の自由、来客などでの制限がないところが多い
・ある程度の介護や支援が必要な場合、必要な介護サービスを自由に選択できる
・初期費用が安く住み替えがしやすい
サービス付き高齢者向け住宅の入居条件は?
「60歳以上、自立~要介護の方」
サービス付き高齢者向け住宅の入居条件は、有料老人ホームと比べて幅広く、60歳以上・自立~要介護認定を受けている方としている施設が多い傾向です。
また、60歳以上の配偶者と同居の場合は、60歳未満でも入居可能なケースもあります。
入居条件は施設ごとで設定が異なるため、事前にしっかり確認するようにしましょう。
▼その他の条件例
・身の回りの管理ができる
・感染症ではない
・認知症患者ではない など
「住み替え」が必要なケースも
入居後に、長期入院や身体状態の悪化などを理由に退去を求められることは原則ありません。ただし、重度の介護や日常的な医療的ケアが必要な状態になった場合は、十分な対応が受けられる介護付き有料老人ホームなどへの「住み替え」が必要になるケースもあります。
将来的な介護ニーズもふまえ、そのサ高住はどの程度まで受け入れ対応してくれるのかを確認するようにしましょう。
関連記事:認知症はサ高住やグループホームから退去勧告される?
サービス付き高齢者向け住宅の施設設備は?
「バリアフリー、安否確認、生活相談サービス」が義務づけられている
サービス付き高齢者向け住宅では、「バリアフリー、安否確認、生活相談サービス」が義務化されています。以下に居室、共用設備、一般的なサービスについて紹介します。
▼居室内の主な設備について
・バリアフリー設計
・トイレ
・浴室、洗面所
・キッチン
・冷暖房
・ケアコール
・クローゼット など
▼主な共用設備について
・食堂
・リビング など
▼一般的なサービス
・バリアフリー構造の館内
・安否確認、生活相談サービス
・日中帯は、ケアの専門家が常駐
・居宅介護支援事業所や訪問介護事業所などを併設 など
なお、設備やサービスなど細かな点については、施設により違いがあります。複数の施設を比べてみるとよいでしょう。

サービス付き高齢者向け住宅での日常生活について
イベント・設備利用で思い思いの生活ができる
自立した生活を前提としているため、多くのイベントが実施されています。
▼イベント例
・誕生会
・クリスマス会
・お花見
・小旅行 など
中には、「談話室・カラオケ・麻雀卓」などの設備が充実している施設もあります。入居者の方は自宅にいる時と同じように、思い思いの日々を楽しく過ごすことができます。
入居するためにかかる費用目安は?
初期費用は0~百万円程度、月額費用は15万円~18万円程度
「施設の立地場所・居室面積・施設設備」によっても費用に差が出てきますが、初期費用(入居一時金・敷金)は0~百万円程度、月額費用は15万円~18万円程度が相場です。
なお、主要都市部は、金額が高めに設定されている傾向にあります。
月額費用の主な内訳について
月額費用の主な内訳は、以下のようになっています。
・家賃
・管理費
・食費
・水道光熱費
・生活サービス支援費
・雑費(レク参加費、日用品、理美容費)
・介護保険サービス費自己負担分(1~3割) など
なお、サービス付き高齢者向け住宅には、「特定施設入居者生活介護」の指定を受けている施設と受けていない施設があります。
特定施設の指定を受けているサ高住は、サービス形態が介護付き有料老人ホームと同様、施設が直接介護サービスを提供しますが、受けていない施設は、訪問介護やデイサービスなどを運営する外部の介護事業所と契約し、必要な介護サービスを選択利用します。
介護保険サービス費は、特定施設とそれ以外の施設でかかる料金が異なってきますので、そちらについても事前に確認をしておきましょう。
その他の種類の老人ホーム・介護施設の費用相場についても『【老人ホーム費用丸わかり】入居料金相場・月々の平均費用・年金で足りる?すべて教えます!』の記事で紹介しています。ぜひこちらも参考にしてください。

サービス付き高齢者向け住宅を選ぶ際のポイントは?
複数施設で比較検討しながら決めるのがポイント!
サービス付き高齢者向け住宅は、施設によって費用面で違いがあるのはもちろんのこと、入居条件なども異なります。
地域や予算、入居を予定されているご本人様の身体状況といった諸条件とも照らし合わせながら、最適な施設を探すようにしましょう。
また、パンフレットやインターネットの情報だけでなく、実際に見学・内覧されることをおすすめします。
サ高住についてより詳しい情報をご希望の方は、「MY介護の広場 老人ホーム」入居相談室までお気軽にご相談ください。

サービス付き高齢者向け住宅以外の施設をお探しの方へ
有料老人ホームにはさまざまな施設形態があります。施設形態別に特徴をまとめた記事を以下に紹介いたします。こちらもどうぞご覧ください。
施設形態 | 紹介ページ |
---|---|
介護付き有料老人ホーム | 【介護付有料老人ホーム】とは? |
住宅型有料老人ホーム | 【住宅型有料老人ホーム】とは? |
新規オープン(予定)の施設もご紹介!
今後オープン(予定)する施設についても、以下ページで紹介しております。こちらもぜひ参考にしてください。
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